「せ、せっかく人が心配して電話したのに!!」
『頼んでねぇよ。』
クスッと笑う圭哉くんの声。
久しぶりに、圭哉くんが笑ってるのに…その顔を電話じゃ見ることが出来ない。
「あー、そうですか!じゃあいい、元気そうだし…もう切るね!」
せっかく繋がったのに、それをまた自分から手放そうとしている。
あーあ、本当はもっと素直に…可愛くいたいのに。いつからこんなひねくれちゃったかな。
『待った…』
「……え?」
"バイバイ"と、言おうとした私の言葉は、圭哉くんの言葉によって遮られて…
『あと5分だけ。』
続けて聞こえてきた圭哉くんの言葉に思考回路はショートした。
何、あと5分だけ…って。
それって、どういう意味?


