家に帰ってからも
『お前にとっての小春ちゃんって、何?』
兄貴の言葉が頭から離れない。
「だーーーっ、」
つーか、小春のくせにこんだけ俺のこと悩ませて何様だよ。
ソファに思い切り倒れ込めば、ギシッと音を立てて軋んだ。ったく、疲れた。
このまま寝るか。
何も考えなくて済むし、そう目を閉じた俺を邪魔するのは
『ね、圭哉くん、ちゃんと食べてる?!』
…………なんで出てくんだよ。
少しだけ怒ったように頬を膨らませて、それでいてどこか控えめな小春。
『少しでもいいから食べて!』
……ほんっと、どこまでもついてくんな。
うぜぇ女。
「……はぁ。」
仕方なく俺はソファから起きて冷蔵庫へと向かう。もうしばらく食べてない俺にとって、冷蔵庫の中なんてどうなってるか恐ろしいくらいだ。
つか、これじゃ小春に言われたから何か食おうとしてるみてぇじゃん。ちげーかんな。


