圭哉くんの片手にはやっぱりコーラ。
好きだよね、それ。
変わらない好きな飲み物、変わらない横顔、変わらない気だるさ、変わらないかっこよさ。
私がいなくなっても、やっぱり圭哉くんは何一つ変わらない。
それが嬉しくもあり、悲しくもある。
「なんで隠れたのよ!」
"せっかく話しかけるチャンスだったじゃん"と、隣で口を尖らせる夢子ちゃん。
「会えないよ。会ったら、今度はもう想いが溢れて止まらなくなるかもしれないもん。」
私の乙女チック発言に、"少女マンガの読みすぎ!"なんて言ってくるけど、
「私は夢子ちゃんと違って、夢見る乙女なのー!」
私はいつまでも夢見て生きていきたいよ。
何度失恋しても、また恋をしたい。
だけど、圭哉くんとの恋を終わりにする勇気がない。
正確に言えば、圭哉くんの中では私との恋なんて始まってすらいないんだろうけれど、
私は圭哉くんと恋がしたかった。
ううん、圭哉くんと恋をしたい。
今も変わらず。


