「ごめんなさい!こんな話…つまらなかったですよね!」 「……ううん!そうじゃなくて、」 夕日に照らされた川は紅くに染まって、綺麗に揺れている。 風が吹くたびに、千夏さんの青にも近い綺麗な黒髪はサラサラと音を立ててなびく。 「小春ちゃん、」 「……?」 私に、ふわりと安心感を抱かせる笑顔を向けたあと"私の昔話、聞いてくれる?"と続けた千夏さんに 「はい。」 躊躇いながらも私は首を縦に振った。