すらっと長い手足…
色の白い肌に吸い込まれてしまいそうになる。
ぱっちりした二重に、筋の通った鼻。
まるでフランス人形みたい。
こんな人が現実にいるなんて、今の今まで信じていなかった。いやいや、自分との差がありすぎて信じたくない!!
嘘だ!!そんなはず……あるわ〜!!
「あ、あの……これ!どうぞ。」
慌てて自分が握りしめていたカンカン帽を差し出せば、その人はフワリと優しく笑って
「ありがとう。この帽子、主人に初めて買ってもらった大事なものなの。」
受取りながらそれを優しく見つめた。
「そうなんですか…飛ばされなくて良かったですね!」
へへ…とおどけて見せる私。
あんまりにも美人を目の前にすると、人はヘラヘラしちゃう生き物なのかな。


