「お前はろくに人を好きになった事なんてねぇだろ。俺に対する感情が本当に"好き"かなんて、分かんねぇじゃん。」
「…分かるよ、だって」
「いい加減にしろよ。」
「っ、」
本当に、本当に…少しだけ。
ひょっとして圭哉くんも私のこと、ちょっとはほかの子よりも特別に見てくれてるんじゃないかって
勝手に思ってたの。
何だかんだ言いながら、私の事は大事にしてくれてる…なんて、勘違いしちゃってたの。
《契約》の事なんて、忘れちゃってたよ。
ただ、圭哉くんの傍にいる毎日が当たり前になって、キラキラ楽しくて
「お前は俺の世話係。
それ以上でも、それ以下でもねぇから。」
"勘違いすんな"それだけ告げて、再び箸を進める圭哉くん。


