「……0.1%、か。」
「お前は、犬とか…猫とか…。俺にとってはペットの類、それ以上は望むなよ。」
「…わ、かってるって!
ちょっと聞いただけ…。」
あー、叶うわけない。
初めから分かっていたとはいえ、この恋は叶わない。
だって、ペットとご主人様が恋に落ちるお話なんて聞いたことがない。
圭哉くんにとっての私って、人間でもないのか。薄々そんな気はしてたけど…
でも、ゼロじゃなかった。可能性は0.1残ってた。…いいや、それだけで。
お世話係相手に0.1%希望が見られりゃ上出来だよ。
…なんて、自分に言い聞かせるしかない。我ながらやっぱりM過ぎやしないか。