ベンチに座って色々話した。 その頃にはもう翔大先輩のこと 好きだったのかもしれない。 人、一人分あった二人の距離が だんだん近くなって 密着してしまった。 腰元が触れ合う。 周りは少し薄暗くなっていて 公園には誰もいなかった。 ゆっくりと肩を抱かれ 自然と顔が近くなる。 それから、そっと 唇が触れ合った。