という訳で私たちは地獄から抜け出すことができた。 私にも晴にも信じられないぐらい何もおきない。 それほど生徒会の力は凄いということだろう。 でも私は旧図書室に行く習慣を決して辞めなかった。 春稀との繋がりを決して断ちたくはなかった。 だから私は迷わず、本のある場所に向かった。 しかしそこに本はなかった。 かわりに手紙だけが置かれていた。