フォルドス

「神術ってなに?私はそんなの知らないよ。」

『...え?じゃあ、さっきの呪文は?』

「...。あれは、昔から、つかえてたし...」

この女怪しい。
神術?
神の術なんて使えるわけないだろ。

「お前名前はなんていうんだ?」

『......り。』

「は?」

『悠莉』

「ゆーり?」

『そうよ。貴女は?なんて名前なの?』

「私?私はフォルドス、フォルドスよ」

『フォルドス?』