「ダメだ…………」



そう言ってこちらをみたまんま固まっている。



「どうしたの?」




「ボソッ…………なんというかわいさだ」




「聞こえないって何て?」



彼は早送りしたようなはやさで片付けを一瞬にして終わらせた。