夜が明けて朝になった なにも起きることなく彩花はぐっすり眠っている 咲からの連絡もないから、何も無かったんだろう 「彩花、いーろーは」 診察をするために、彩花を起こす 「ん…ぁ…お父さん」 「おはよ、ちゃんと寝れた?」 「うん」 「よかった。診察するね」 「うん。…あ、お母さんは?」 「咲は家に帰ったよ」 「いいなぁ…私も帰りたい」 「今日帰る?」 「いいの?」 「おう。異常なければな」 「やった!」