「紅(べに)ちゃん、俺はそろそろ君が幹部入りをしてもいいんじゃないかと思ったんだよ。紅ちゃんは幹部とか嫌みたいだけど、君の能力はもっと上で発揮されるべきだよ。」 お給料も上がるしね、といたずらっ子みたいに顔を歪める。 うん、私は幹部入りなんて嫌だった。 幹部に入れば行動しにくくなって、社内に居座るだけじゃないかと思ってる。 だけど、藤沢が言う。 「新メンバーになったわけだし、お前の好きなようにやれば。」 その言葉に社長も頷く。