「……っ小雪。」 その瞬間俺は彼女の腕を引っ張って抱きしめた。 「ちょ、ちょっと……!」 小雪が抗議の声をあげると同時に周りから冷やかしの声と驚きの声と祝福の声が一斉に掛けられる。 「良かったな、瀬野。」 藤沢さんから優しい声が届く。 はい、と答えて笑うと、小雪からまた抗議の声があがる。 「だ、大地!早く離してよ!」 いつもの馬鹿力で突き飛ばせばいいのに、 今は全く力が入っていない。 照れてるのか?と思っていると思わぬことが紀田さんから聞かされる。