仕事は一応出来ていたが、気のきくことは 一切していなかったし、人からの声掛けには心ここにあらずの返事だったと思う。 気付くと相手は必ず不思議そうな顔だったから。 家に帰ってきて、お風呂から出たところだった。 インターホンが誰かの訪問を告げていた。 「藤沢です。」