ーガラガラー

「お、古泉!おはよ」

私が竜雅の姫になってから3日。

「なんで朝は教室よりも先にこっちにこないといけないの!!!」

「…ちゃんと来てるかの確認やん」

「だったら愛田君が教室に入ればいいじゃん!」

私は竜雅の5人ととよく話すようになった。

「…そうそう。俺のこと、愛田君やなくて、廉太郎て呼べ」

「…わかった!…私のこともみくでいいよ!みんなもね!」

「おう。俺も秀太でいいよ!」
「俺は力也で」
「理生」
「雅」

よし。これでいちいち君とかつけなくて楽になったわ。にひひ…!

「今日、倉庫行くから」

「え?」

「竜雅を紹介する」

「あ…うん」

竜雅に関わる。…

「…じゃあ私、教室戻るね。」

「なんかあれば呼べ」

「ありがとう!雅っ」

(みくが出て行った後、雅が急に呼ばれて顔を赤くしていたことは作者と雅だけの秘密。)




「…トモ!おはよ」

「おはよ!」

トモには事情を話た。…他にも烈、遊さん、善、お父さんお母さんには話た。…けど徹達にはまだ言ってない。今日言いに行こうと思ったのに…。

「…で、どうなの?」

こそこそと私達は話し出す。

「…今日竜雅の倉庫行く。…情報がつかめたらいいんだけど…」

「がんばってね」

「うん」

この仕事。…失敗するわけにはいかない。

遠藤に惚れさせる作戦は無理だな。…あの性格じゃ私は好きにならない。…というかあっち系?って思うほど雅についている。