優雅なバタフライ


ーガラガラー

「陸?!…ど、どうだった?」

「はい」

陸は私に電話を渡してきた。

ってか病院だからって外に出たのに…

「…もしもし、お父さん?」

『未来か?』

「うん」

『どうするんだ未来…陸、強いぞ』

「なんでお父さんが知ってるの?!」

『拳が喧嘩の拳になっててきになったから、陸が知らない光雷の組員に陸を狙わせたんだ』

「はぁ?!」

初耳だしっ!

『…そしたらあっさり倒されたよ』

「まじで?」

『ああ。…もしかしたら…未来、お前…』

「そんなわけない。…」

『………そうだな…。…未来の努力は俺でもびっくりするくらいだもんな…』

うん。…私はすごく努力した。