優雅なバタフライ


「どうしよう!!善!!!」

「は?」

「もしお父さんがいいっていったら…いや、お父さんなら止めてくれるはず。」

「ばかだな」

「…お前に言われたくねぇよ」

「急にキャラ変わんな…おい」

「はぁ…」

「ところで聞いていいか?」

「ん?いーけど?」

「麗羅の総長。の話」

「あーそれね」

善には話してなかったな。

「お前、あのローレライ…?」

「うん」

「まじかよ。…麗羅初代総長…ローレライ。…
喧嘩して血を浴びても美しく笑ってるって言うあの?」

「…ははは」

なんだよそれ。…すげぇ狂ってるやつみてぇじゃんか。…けど、笑ってるかも。

「…麗羅総長ローレライであり、バタフライでもあり、光雷の若頭でもある。恐ろしいな」

「そうかな?」

「戦ってんの見たことあるしすげぇって思うけど、烈さんより強いって…」

「…あんたは烈の信者かって!!……別に信じてもらえなくていいよ。…私は誰かを守れるなら。」

「ふぅん」

「戦ってみる?」

「いや、俺実践向きじゃねぇし。サポート役だからな」

「わかってるよ!冗談冗談!」

「お前なー。…それで墓穴踏んだんだろうが」

あ?!!そうだったぁぁぁ。