優雅なバタフライ


〜古泉 みく(和泉 未来)side〜

はっ!

…誰かに着けられてる?

「…ね…」

「よぉ〜にいちゃん達!…お前ら、竜雅だろ?全国3位の。…」

「誰だ!」

…ちっ。…行動が早い。

「…俺らはよ〜戦龍だ。知ってるよなぁ」

「…戦龍…」

戦龍。たしか全国5位の族。……3位の竜雅がいると言っても、5人。向こうはざっと30人。

「…あれぇ?女の子がいるなぁ?」

「ッチ」

…私は今ただの女の子。…喧嘩は出来ない。

「「「「「…こいつには手を出すな」」」」」

は?!…5人でハモった…。…もしかして、私を守ろうとしてくれてる?…

…確かに、ムカつくと言っても…竜雅は正統派。…守られてもおかしくはないのかも。

「ははは。…行くぞ!!」

ードスッー

ーバキッー

竜雅の喧嘩初めて見る。…以外と強い。…ま、私ほどじゃねぇけど。

「はあーい。お嬢ちゃん」

やばっ!どうしたら…

ードスッ!!ー

「鈴川君…」

「大丈夫か?」

「う、うん」

初めてだ…。…誰かに守られたこと。

「てめぇら!やるぞ!」

「「「「おう!」」」

ードスッー

ーバキッー

ーガンッー

鈴川。…総長だけあって強い。

「…?!!」

厳重?!

狙いは?!…鈴川!!

「「「「雅!!」」」」

鈴川は避けきれない!!!

ーバンッッ!!ー




「…雅大丈夫か?」

「ああ…撃たれたのは…俺じゃねぇ」

「嘘だろ」

「おい!古泉!大丈夫か!」