優雅なバタフライ






でもさ?…最後のかっこいいはいらないよ!

「はぁ…」

とにかく陸には、なんで帰ってきたのか…なんで行方をくらましたのか。…聞かなきゃならない。

「…まぁ明日から聞くか」

ふぁぁ。眠い…

「お母さんおやすみ」

「おやすみなさい」

部屋に戻る途中恭平にあった。

「あれ?恭平何してんの?」

「…ん?あ!未来さん!…散歩っす!」

「散歩?」

「はい!」

散歩ねぇ…

「ここさ、家なんだけど」

「広いし外歩くのも家をウロウロするのも変わんないじゃないっすか!」

「ああ…そうだね」

この満面の笑みでいう恭平に突っ込む気もうせたので適当に言葉を返した。

「じゃっ!未来さん!おやすみなさいっ」

「おやすみー。散歩もほどほどにね」

「はいっ!」