優雅なバタフライ


「じゃあまた」

「うん。」

私達は家の前で別れた。

ーガラガラー

「ただいま」

「おかえり、帰ってきて早々だけど仕事の話をするぞ」

「はい」

「…ある倉庫に不良が溜まってるらしいんだ。…酒やタバコ。薬に手を出している。…しかも未成年がいるという情報まで入った」

「そいつらを警察につきだせばいいんですね?」

「ああ。…ただ、警察も手が出せない凶暴なやつららしい。…気をつけるんだぞ。」

「…期待に応えてみせます」

私はそう言って外へ出る。



「善…」

『おう』

「…今回のターゲットはなんにん?」

『…7人』

「はぁ?!7人?!」

たった7人なのに、警察も手が出せない?

いや。なめてかかっちゃいけないかも…