私が泣きやみ、話を元に戻した。

「で、善…部屋…行く?」

「うん」

「じゃあ未来案内してあげてね」

「はぁい」




「…家…広いな…迷いそう」

「だろうね。まよったらそこら辺のやつらに聞いて」

「そこらへんって…」

「…怖いかぁ…。なら〜恭平ぃぃぃ!!」

「え?!」

ーダダダダダダダー

「はいっ!!」

恭平。宝田や松と同じ、光雷であって家族。

「恭平、善のお世話してあげて」

「はぁっ?」

「わかりましたっす!!」

「恭平はね、耳がいいから呼べばすぐに来てくれるから迷ったりなんかあれば恭平に聞いて。恭平なら怖くないでしょ?」

「ま、まぁ。」

「善っ!よろしくっす!」

「よ、よろしくお願いします。恭平さん」

ま、これで大丈夫でしょ。

「けど俺でいいんですか?」

「あーそっか…。一応家の地図渡しとくね。もし恭平がこなかったらどうにかして」

「あぁ。わかった」



「ここが善の部屋ねー。隣が私だからっ」

「おう。サンキュー」

「うん」