優雅なバタフライ


けど、ある時麗羅にはいれるように総長に交渉してやるよ。と言われてついていったら、そこは翔響(しょうきょう)という族だった。陸は、つかまってしまって、もちろん私は助けに行った。

その時の翔響の総長は龍山 賢治(りゅうやま けんじ)という奴だ。私は陸を返してもらうのと引き換えに、総長を辞めた。

それから私を麗羅に引き戻そうと徹達がいろいろしてくれたが私は麗羅に戻らなかった。

今の私の力じゃ総長なんてできないって思ったから。…その頃からだった。私がバタフライとして世界に名前を広げたのは。

「未来、あと1つ伝言だ」

「え?」

「姉さんのせいじゃない。自分を責めたりしないで。俺は姉さんに感謝してる。…だそうだ」

「…古泉、よかったな」

よくわかんないくせに善は私の頭をポンポンと叩いた。