優雅なバタフライ


『…なぁ…聞いていいか?』

「なにをー?」

『お前はどうしてバタフライをやってるんだ?』

「…さぁーね。もうおぼえてねぇよ」

そういいながら階段を上がっていく。

『そうか…。』

「あれ?…誰かいる…」

『こっそり近づけよ』

言われた通りこっそり近く。

「…うぅ…お母さん…お父さん…」

そこには少女がいた。この子を無事連れ戻すことが依頼達成なんだよね?

「大丈夫?」

「お姉ちゃん誰?」

「私はね、バタフライ。」

「バタフライ?」

「そう。あなたを助けに来たんだよ」

「ほんと?!」

「うん。じゃあ逃げるよ」

そういって私は少女をお姫様抱っこした。

『お前男らしいな』

「うっさい」

「あなた名前は?」

「あみ」

「あみちゃんねーOK〜」

私は思いっきり来た道を走り出した。

ーバンッ!ー

「おいお嬢ちゃぁん。その女の子置いてってくれねぇか?」

『やべぇぞ。30人はいる』

そんなの私だって見れば分かるし。けど、少女を抱いたまま動けるかな?

「いけぇぇぇぇぇえ!!!」

ードスッー

「あみちゃん、すぐ終わるから目をつぶってて」

「うん」

私は目の前の奴を思いっきりけって走り出す。

『お、おい!どこにっ』

ーバリンッッ!ー

私は窓から飛び降りた。

『おい!ここ3階だぞ?!』

「大丈夫」

ーシュター

ズキッ。足に痛みが走ったが気づかないふりをして走った。

「あみちゃん。もう大丈夫」

「お姉ちゃんすごいね!」

「ありがとう。…ここにいればすぐ親が来るから。あと、これはプレゼント」

そういって、蝶の絵が描いたカードを渡す。

「じゃあね!今度は気をつけて」

「お姉ちゃん!ありがとう!!」

私が去ったあとすぐに親が迎えに来た。