ふふんふふん!…やばいっ楽しみ〜
今日は土曜日!…私は今からクレープを食べに行く。…私は大の甘党なのだ!…今日は新作のクレープを遊さんが買ってくれると言うので、食べに行く。
一応、バタフライとわからないようにカツラを被る。が、うっかりみく用のカツラできてしまった。ま、しかたない。…楽しみすぎてうっかりしてたんだもーん。
でも…楽しみすぎて早く来すぎてしまった。
待ち合わせは10時。なのに今は9時!へへ〜
はぁ…しかたない。どっかで時間潰そ…
ードンッ!ー
「わっ!!」
「きゃっ!」
ーがシャン!ー
「大丈夫?…あ、化粧品沢山落ちてるっごめんね!」
「大丈夫です!」
ぶつかってきた女の子はそれだけ言うと化粧品を急いでバックにしまい、走って去っていった。
「なんだったんだろ…」
少し歩くと警察などがいて近づいてみると知っている顔の人がいた。
「あ!!富(とみ)さん!?」
「あれ?みーちゃん?!」
富さん。とは警察官で私の知り合い。バタフライの事とかでよく会うっていうのもあるけどお父さんとは仲がいい。ちなみに男の人です。
「…どうしたんですか?」
「実はね、万引きしたっていう、通報が入って」
「誰がですか?」
「そこにいる子だよ。してないっていうんだけどさー」
「ちょっと私、いいですか?」
「うーーん…今回だけね?」
許可を得て、その人に話しかけてみる。
「あのー」
「ぼ、僕!してないですよ!!」
私と同じくらいの男の人。女顔で可愛らしい感じ。
「何を言ってるんだ!?みたって人がいるんだよ!!女顔で髪が短くて、ズボンを履いてメガネをかけていた子だって!!!」」
「違…」
「あの、おまわりさん。」
「なんだこの小娘は?!」
「この子がやったんじゃないと思います」
「なんだと?!目撃証言とぴったり合ってるんだよ!」
「…目撃証言をこの子とぴったり合わせたのかもしれないじゃないですか?それに、男の人が化粧品を万引きしてどうなるんですか?」
「それは…」
「それに、さっきその目撃証言とぴったりの人とぶつかって、かばんにたくさんの化粧品が入ってないのにましたよ?」
そういうと警察官は口を閉ざした。かわりに店員らしき人が訪ねてきた。
「他に特徴は?!」
「うーん…さっきの証言と同じです。あ、でも持ってた化粧品ならわかりますよ?」
「え?!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜です」
ざっと15個は言ったかな?
「す、すごいね君。それを数秒で覚えるなんて…」