「いいんだな?」
「…いいよ」
別に友達とかもいないし…
「なら、その髪どうにかしないとね」
話が終わってお母さんが会話に入ってきた。
「かつらでいいんじゃない?今の学校だってそうしてきたんだし」
私の髪はきれいな紫色で長い髪の毛をふたつに結ぶ。
「…未来今までいくつのかつらを壊してきたと思ってるの?」
「うっ!」
だってバタフライになるときはかつらを外すから…
「だから…特注で未来用にかつらを作りました!」
「え?」
「じゃじゃん!これよ」
腰につくくらいの黒い髪。
「ほら、被ってみて!」
「…どう?」
「にあうじゃない!」
まるで本物の髪のような美しさ。…けどやっぱり黒髪っていい!!自分の紫色の髪は大好きだし、これに誇りをもってる。でも、黒髪もちょっと憧れてた。