「…」

「鈴川…君?」

「え?あーわり。なんでもねぇ」

??…なにそれ?…意味わかんない。…けどなにか言いたかったのかな?…

「じゃあな」

「うん」

はっ。ここでぼけっとしてる暇はなかった。トモも来るし急いで帰らないと…

思い出して、私は走って帰った。



ーガラガラー

「ただいまー」

「おかえりなさい。未来さん!」

「宝田、トモ来た?」

「まだです。というか…」

「ん?」

「…トモさんがくるって聞いてから宗介さんはソワソワし、美森さんが鼻歌を歌いながらご飯を作って居ります。」

そうだった。お父さんもお母さんもトモの事は大好きだったから久しぶりに会えるからわくわくしてるんだな。

「わかった。他には?」

「松の情報だと恐慌の動きが増え、いろんなところを潰し回っているとか…」

「ご苦労。」

「はい」

恐慌…。以外と早く動き出したな…。私もうかうかしてられない。

ーガラガラー

「あ、みく!」

「トモ!」

「「「「「「トモさん!」」」」」」

「みんなうるさい!」

「あはは」

「トモちゃん、よく来たね」

「宗介さん!お久しぶりです!美森さんも!」

「久しぶりね、トモちゃん。ゆっくりしてってね」

「はい!」