ーキーンコーンカーンー

「解散!」

「さようならー」

ふう…あれから竜雅達は授業に来なかった。
…何様だよ。

《今日、家には別々でね!》

《わかってるよ!…昔からの決まりだもんね》

私はパパッとトモをメールした後、烈にメールする。

《今日は善連れて家ね!トモくるから》

《OKっす!》

それから一応善にもメール。

《今日、烈と一緒に家集合。》

《了解》

ふー。

「あっれぇ?古泉ちゃん、携帯持ってるじゃん!」

愛田廉太郎…つーか古泉ちゃんってなんだよ!きもっ

「まぁね」

「番号交換しなぁい?」

「うん!いいよっ」

「じゃあ、俺の先に送るからぁ」

いちいちこの喋り方むかつくなぁ…。

「よし!じゃあねん」

「うん!バイバイ」

交換が目的か…ていうか愛田しか来なかった。なんのつもり?…裏切り者は誰?

「はぁ…帰ろう」

鞄を持って教室を出る。

「よう」

「…え」

す、鈴川雅?!なんで、こいつ自ら来んの?!
なにか勘付かれた?まさかね

「古泉」

「な、なに?」

「…あ、えっと…」

なに?攻撃しようって訳でもなさそうだし…