「そうだよ?」

「お父さん!私にサポートって?!」

「未来にはサポートなんていらないかもしれないけど、今回は一応サポートを、つけといてくれ」

お父さんがそこまで言うのには理由があるはず。

「わかった。よろしくね善」

「…よろしく…ところで、俺はお前…じゃなくてえーっと…」

「ふふっ。私のことはみくって呼んで」

「…わかった」

「あと、普通にしゃべっていいからね?敬語とか今更いらないし」

「あぁ」

「烈、お前も未来を担任としてサポートしてやれ」

「はい」

「私、烈に聞きたいことがあるんだけど!」

「なんですか?」

トモのこと…

「あのいじめられてた子って…」

「あー…あの子は竜雅に逆らったらしいですね」

「逆らった?」

「五十嵐 とも。総理大臣の娘。あってる?」

善?!なんであんたがそんなこと…あ、情報を集めるのが得意って言ったっけ?