優雅なバタフライ


「てめぇ」

「…」

早江島が私を思いっきり押し倒す。

「おい!早江島!」

「烈さん!止めんなっ」

「…でも」

「烈!」

大丈夫だから。と、うったえる。

「ーっ」

「お前、俺らに竜雅に逆らうんだよな!」

「そうだけど?」

「じゃあ今から竜雅に逆らったらどうなるか教えてやるよ」

「ふふふ。」

「何笑ってんだよ」

「早江島君、さっきから思ってたんだけど…ズボンのチャック開いてるよ?」

「なっ!?」

早江島君は青を赤くして逃げた。

「ぷはっ!」

「雅?!」

「お前、古泉って言ったか?気に入った」