優雅なバタフライ


そう思った瞬間、人の姿が見えた。赤い帽子。黄色の指輪。…翔が言っていた人だ。

さぁ。テスト開始!

「ねぇ、ここで何してるの?」

「…」

無視?!

「…ね、ねぇ」

「うるせぇ話しかけんな」

ーイラっー

「どうして話しかけちゃだめなの?」

「…」

ーイラっー

「…」(←無反応に対してイラついてる)

「…」(←無反応)

我慢我慢…

「…し、知らない人に声かけられても反応しないなんて、えらい子だね…?…でも反応してほしいなー」

「…てめぇみたいな弱い奴と話してもなんの得にもなんねぇ…」

「…は?」

「…だから、弱いやつとは話さねぇーって言ってんだよ!」

ーイラっー

「ど、どうして私が弱いって思うの?」

「はっ!どう見たら強い奴に見えんだよ」

ーイライラー

「…」

「ほら、なんも言えねぇだろ?さっさと失せろ」

ーブチッー

「…だめだわぁ。…」

「は?」

「…もう我慢出来ねぇ…」

「意味わかんねぇ。…とにかく失せろ」

「…あなた、麗羅に入りたいんじゃなかったっけ?」

「…は?!お前、麗羅のこと知ってんの?!もしかして麗羅の下っぱのやつか?!…俺は麗羅に入ってローレライについて行くって決めてんだよ!…俺を麗羅に入れろって言ってこい!!」

「…どうして麗羅なの?」

「ローレライがいるから」

「どうしてローレライ?」

「…なんで俺がお前みてぇなやつに話さないといけねぇんだよ」

「…教えてくれたら麗羅の件考えてみるから」