優雅なバタフライ


「…お父さん、私ちょっと出てくるね」

「わかった。…早く帰るんだぞ」

「うん」

「未来さん…」

「尚彦さん。…取引。成立ですね」

「…!」

ーガラガラー



この依頼。多分麗羅でするべきだよね。…尚彦さんだって私がバタフライって知らないんだから。

ーガラー

「「「総長!!?ちわーーーーす!!!!」」

「やっほー!」

「あ、あの…総長…」

「…ん?翔(しょう)? 」

「こ、こ、これから少し時間いいですか!!」

「う、うん。いいよ?…じゃあ総長室で話そうか」

「え?!そんな?!俺みたいのが総長室に入るなんて…」

「…勝手に入るのは初めてダメだけどわたしがいいって言ってんだからさ!…誰にも聞かれない方がいいんじゃないの?」

「…」

「さ、行くよ!」

「は、はい!!」

私は階段を上がって総長室へ向かう。

ーガチャー

「失礼します!」

「そこ座ってー」

翔は下っ端の子。…

「で、話って?」

「実は、麗羅にはいりたいってやつが居るんです。…そいつ俺の親友で…」

「なるほどね」

麗羅にいれてあげないか。ということか。

「…ま、会ってからじゃないとわかんないし、今日の夜…東の広場に着てって伝えて」

「はい!ありがとうございます!!」

「うん!」

「で、では失礼します!!!」

ぷっ。翔って本当面白い。…天然なのに喧嘩の時は天然抜けてるんだもん。