優雅なバタフライ



「大丈夫?」

「ああ。」

「どうだった?」

「…」

「ん?雅?」

「この前と比べもんにならないくらい弱かった」

「え?」

ーピロリロリンー

「…あ」

「出ていいぞ」

「ありがとう」

ーポチー

「はい」

『…未来、緊急事態発生だ。…戦龍は潰れていない。…』

「…どういうこと?」

『とにかくいったん帰ってこい、烈をそっちによろしたから』

「わかった」

ーブチー

「なんだって?」

「もう遅いから帰ってこいって言われちゃった」

「そうか。あの…」

「ごめんね!私帰る!」

「あ、ああ。」

ーガチャー

ーダダダー

「みくさん!さようなら!!」

「うん!今日はありがとう!またね!」

ーガラー





ーガチャー

「烈、待たせてごめん」

「大丈夫です。」

「…戦龍が潰れてないってどういうことなの?」

「戦龍は裏で親鸞組が動いてます」

「は?!」

なんで?!親鸞組といえばかつて最強と言われた親鸞 尚彦(しんらん なおひこ)がいる組じゃん…。

…私の記憶じゃ… 歳はお父さんと変わらないくらい。…髪は肩くらいで髪を結んでいる。…力は強い。そのくらい。

「親鸞…尚彦…」

「…かつて最強と言われた男ですね。…」

「うん」



家について急いで会議室へ向かう。

「おかえりなさい!未来さん!」

「はい、ただいまー」




ーガラガラー

「おとうさ…」

「…未来、ここに座って」

どうして…ここに。

「未来?」

「あ、はい」

私は言われた通りお父さんの隣に座る。

「で、何の用で?」

「戦龍が竜雅にちょっかいをかけていますね?」

「…はい」

「…私は、竜雅が潰れようとどうでもいいです。けど、未来さんにとっては大切なこと。」

「…」

「ですから取引をいたしませんか?」

「取引…」