「え、ちょ―…!!!」
「なんでここに?!!!」
痛みが来ない。
待てども待てどもなにも来ない。
しかもさっきまで俺に話しかけていた男は変な声を出したと思ったらもう声も聞こえへんし。
そして他の男の焦ってる声。
「…………………?」
瞼に力を込めて、少しずつ目を開ける。
でも、なんかおかしい。
「……黒」
視界には黒。
さっきまでの景色が写らない。
「―…また有名な奴来てもうたな」
「こいつは絶対、逃がさんで」
違う、この黒は。
この背中に写る誓いの文字は。
「なぁ?華風ゆいさん?」
一人しかいない。
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