ゆめの…初めて下の名前で呼ばれた。
『先生なんですか…』
ゆめのは、少し不機嫌みに返事をした。
『さっきは、悪かった変な風に言って…』
櫻井先生は頭をぽりぽりの掻きながら
呟いた。
『別に、気にしてません。』
私は素っ気ない態度を取ってしまった。
『初めての文化祭お前と過ごしたかった。』
先生のその言葉に思わず先生を見つめてしまった。
先生は耳の方まで赤くなっているのが
目で見てわかった。
『先生…そんな子供みたいなことを』
『いいだろ?好きな人と一緒にいたいって誰だって思うだろ』
『私にはわかりません。今まで恋愛をしてこなかったので』
『ゆめのの方が子供だな笑』
先生はそう言って私の髪をワシャワシャしてきた。
『髪の毛が!!』
『かわいいよ』
そう優しい言葉をかけて
私の唇にキスをした。
『んっ…』
先生はいきなりキスをしてきた。
『先生学校では控えましょ?誰かに見られてたら…』
ゆめのは、口の中に何か入ってきたのがわかった。
深い深いキスだった。
頭の中がぼんやりしてくる。
この感じ、ディープキスするときは
いつもこんなに、熱くて苦しいのか。
先生の香りと先生の温もり。
こんな幸せが今までにあったのだろうか。
『ごめん、我慢できなかった』
『はぁ、はぁ、大丈夫です。初めてで少し苦しかったです』
『まじで?大丈夫か?』
先生の顔が近くに来て、つい意識してしまう。さっきまで、あんなキスをしていたから。
『だ、大丈夫です。今日はもう帰ります』
そう言って猛スピードで教室を出た。
『ディープキス初めてかよ…嬉しい』
櫻井晴人は、唇を触りそう囁いた。

