月と太陽Ⅰ

また、場面が変わった。
ここに……大地が?

「大地!大地!どこにいるの!?」

こんな広い部屋に……まさか、1人で?

「ここにいるよ、沙夜さん。」

「大地!」

「何、どうしたの?そんな慌てて。」

なんか…………目がとても、冷たい……。

「……ううん、何でもないわ。大地、私がいいと言うまで、この部屋から出ないでね?」

「俺、軟禁状態?」

「違うわ!そうじゃないの……ただ…………危ない目に合ってほしくなくて……。」

沙夜さん……本当に、大地のことを大切に思ってるんだね。

「……ふーん。いいぜ。」

「ありがとう、大地。じゃ、私達は行くわね?」

「あぁ。じゃーな?」

何だろう……最後の、じゃーな、が……重く、心にくる……。
どうして?