月と太陽Ⅰ

あれ?どこだろう、ここ……。


『沙夜様!その子は?』


え、私!?

…違う、私だけど、私の声じゃない。

もしかして、満が見た光景を見る……って、私が満の中に入った状態になるから?

……そうかもしれない。

今私は、美月だけど、美月じゃない。
満なんだ。


「満、この子は……飢え死にしかけていたの。助けたくて…。」

『でも!もし、何かあったら!』

「満。沙夜様が決めたことよ。」

「ごめんね……2人とも。お願い、助けたいの。見殺しになんて、できないわ。」


私と……同じことを思ってるんだ。


『はい……。』

「ぅん…あれ?俺……やっぱり、死んだの?」

「違うわ。貴方は生きてる。」

「そうなんだ……。ねぇ、お姉さん、誰?」