「あー……」 考えれば考える程頭の中がややこしくなってきて冷たい木面へと伏せた。 手元にはカメラ。そしてたった1枚の写真。 島に来て一日目だというのにこの有様。 やはり自分が新米ということに気づいて、またため息がこぼれた。 「……」 でも、新米でもなんとなくわかるこの島の不穏な空気。 そして謎に包まれた一家。 どうして、そんなに名が知られているのか。 狭い島だからなのか、でもそれなら何故勧められるのだろうか。 伏せてもそんな思いばかりしか浮かんでこなくて思考はそれしか考えない。