伊織と話せなくなって数ヶ月。 俺の口数はかなり減った今までは伊織と話したくて、伊織の声が聞きたくて必死に言葉を探していた…。 もぅそんな事する必要なんかない。 伊織と話せないなら声さえもいらないと思えた。 幸い、伊織とは同じクラスで見つめている事は出来た。 目が合う事はないが… 伊織を見つめながら、何度も何度も心の中で名前を呼ぶ。 伊織… 伊織… 伊織…。