オレとアイツ


ドコッ

バキッ

ガンッ


それからも俺の事を殴ったり蹴ったりする飛鳥の総長。



「やめてっ!やめてよ!海月君が死んじゃう!ねぇっ!やめてよぉ……ヒック……」



俺が殴られる度に、泣いて止めようとする花鈴。



だけど、花鈴も柱に縛られてるから助けることは出来ない。



「天下の夕凪の副総長がこんなザマだとはなぁ!ぎゃはははは」



「やめてよ!海月君が死んじゃう!」



「女は黙ってろ!」


ドカッ


「か、りんっ……!」



「きゃぁっ」



コイツ……女にまで手を出しやがった



腐ってやがる



「ふぅ…まぁ精々助けが来るまで待ってろよな。ぎゃはははは」



満足したのかそう言って部屋を出て行った飛鳥の総長。