「海月くんっ!」
「花鈴!?なんでここに……」
男に引っ張られて入ってきたのは、花鈴だった。
なんでこんなところに……
朝日達はどうした?
護衛の奴らはどうした?
なんで花鈴が捕まるんだ?
警備はしっかりしてたはずだろ……
「海月君が捕まったって連絡が私のケータイに入って…一人で助けに来いって言うからみんなの目を抜けて来たの」
「はぁ……俺の為にそんなことしなくていいのに」
花鈴は全くお人好しだ。
「お姫様よぉ。本当に誰にも言ってきてないだろうな?」
「もちろんよ」
「もし言ってたらよぉ」
ドコッ
「うっ……」
「コイツがどうなるか分かってるだろうな?ぎゃはははは」
狂ってやがるコイツ……


