オレとアイツ


面倒くせぇと思いながら、一番近くに居た男を蹴る。



「ゔっ……」


なんと一発で倒れた男。



「なにしてんだテメェ!」

「やっちまおうぜ」



戦闘態勢に入ると、男二人は俺に向かって走ってきた。



「おらぁ!」


バキッ


「うぐっ…」



「てっめぇ!」


ドカッ


「ぐっ……」



男3人揃って、一発で倒れた。


こいつら弱すぎじゃね?



あまりの弱さに驚いて居ると


「あのっ!」



「あ?」



あ、忘れてた。


抵抗したのか胸元が肌蹴ている女がこっちに向かって歩いてきた。



「助けてくれてありがとうございます。」



「別に」



「お礼、たっぷりさせて下さいね?」



ニヤリ



笑った女は、俺の首に腕を回して抱き着いてきた。



ビリッ



「て、っめぇ……」



やべぇ、油断してた



意識が遠くなっていく


ドサッ


最後に見た女の顔は


「ふふっ。作戦大成功」



不敵に笑っていた。