「りんりん他に食べたいものある?」
「んー、お腹一杯かも」
「じゃあ適当にブラブラ回ろっか」
「うん」
二人で色々なことを話しながら、ブラブラ文化祭を回る。
「りんりんはさ、小さい頃何になりたかった?」
「私はねケーキ屋さんになりたかったかなー。ケーキ大好きだったから」
「やっぱ女の子ってケーキ屋さんが多いよねー」
「夢月君は?」
「俺はね、ヒーローになりたかったかなー」
「男の子もヒーローとかが多いよねーやっぱ」
「りんりんは小さい頃どんな子供だった?」
「んー、えっとね。外で遊ぶのが好きで男の子に混じってよく遊んでたりする元気で活発な子だったよ。家が近くなのもあったけど、それで朝日とも更に仲良くなった感じかな」
「幼馴染かぁ。なんかいいねそう言うの。俺には居ないからさー」
「でも海月君とずっと一緒に居たんでしょ?」
あっ、、、これ聞いちゃマズかったかな
言ってから後悔した
「や、やっぱなんでも……」
「そうだね。昔はね。」
懐かしそうに、目を細め遠くを見つめてる夢月君。
いつも特有のユルさがない。


