オレとアイツ


教室に入るや否や



「海月君1番テーブルこれ!」

「相馬さんこれお願い!」



またホールで走らされた。



すげぇ疲れる……


花鈴なんて疲労が顔に出てるし。



1時間程働いたところで、少しずつ客も収まってきた。



「二人とも今日は終わりでいーよー」



委員長にそう言われて速攻でまた着替えに行った。



なにがよくて男にナンパされなくちゃいけねぇんだよクソ。



気持ち悪ぃな



女子更衣室の前で花鈴を待って、朝日達のクラスに行くことにした。



「お待たせ海月君」



「おぅ。朝日達んとこ行くか」



「そだね」




朝日達のA組の前に来たのはいいけど……



入り口まで人で溢れ返っている。



俺たちのところに来ていた女共も結構居る。



「すごい人だね」



「そうだな」


看板には
【イケメンホストクラブ★〜貴方はどのイケメンを選ぶ?〜】
って書いてあった。



ついでに言うと


No. 1 【夢月】

No.2 【朝日】

No.3 【爽】


って顔写真が出てた。