スタスタと朝日を置いて俺たちの所に来た爽。



あっ、そう言えば一成置いて来てた……



「海月ー!なんで置いてくんだよーーー!」



そんな事思ってたら、半泣きの一成が走ってやってきた。



「忘れてたわ。ごめんごめん」



「イケメン海月ちゃんに免じて許すけどさぁ。俺っち悲しかったんだからね!」




「あー、はいはい」



「扱い雑っ!」



「んじゃ行くか」




そう言えばアイツ、教室に居なかったな




「なぁ朝日」



「あー?」



「アイツは?」



「夢月なら今日休みだぞ。なんか家の用事らしい」



「ふーん」



だから女子の視線が俺たちだけに集中してたのか。



「そう言えば花鈴のクラスは何やる事にしたんだ?」




「「……………」」



絶対言ったら笑われる……



「そんなヤバいやつなのか?」




「いや、別に……」



「じゃあ言えよー」



「…………喫茶」



「聞こえねぇ」



「女装男装喫茶だよ!」



ちっ