「ちーっす」
「総長その人誰っすか?」
「花鈴さんの友達じゃね?」
「うわっちょーお嬢様じゃん」
「うっひょー可愛い」
倉庫に着くと面子は麗って女を見て盛り上がっている。
麗って女は面子に
「こんにちわ」
挨拶していた。
お嬢様って、不良が怖かったりしないのか?
野蛮ですわ!みたいな。
幹部室に通して、爽が飲み物を出したところで話を切り出す。
「んで、お嬢さんは俺たちになんの用事で?」
「率直に言います。」
アイツと離れろとかそう言う事を言われるのだと、俺たちは予想していた。
「むーちゃんと仲良くしてくれて、ありがとうございます」
だから、予想外の言葉に反応が遅れた。
目の前には、頭を下げている麗って女。
お嬢様ってプライド高いんじゃねぇのかよ……


