オレとアイツ


結構飲んだな…



「んっ……おはよ海月君」




一番最初に起きたのは、意外にも花鈴だった。



「はよ花鈴。体調はどう?」




「ものすごく頭痛い……」



そりゃあんだけ酔っ払ってたら二日酔いにもなるか。



「シジミ汁作るから待ってて」




「ありがとう」




花鈴の為にインスタントだけどシジミ汁を作る事にした。



「はいどうぞ」



「ありがとう海月君。あのさ…私昨日の記憶全くないんだけど変なことしてないよね?」




「………大丈夫だったよ。花鈴、すぐに寝ちゃったから。」




一応、気を使ってすぐに寝たことにしといた。




「そっか良かったぁ。私さ、どうしても夢月君の事諦めきれないんだ……想うだけなら、許されるよね?」




「あぁ。いいんじゃないか?花鈴の思うようにすれば。」




「そうだよね!頑張ってみる!」




少し、元気になったらしい。



良かった。