「じゃあね仔猫ちゃん達」
海南高校は頭順のクラスになっていて、A組からG組まである。
夢月と朝日、爽がA組。
一成がB組。
俺と花鈴がC組だ。
ホームルームも始まりそうなので、各自教室に行く。
「夢月君今日もカッコ良かったぁ」
頬を赤くして夢月の話をする花鈴は、夢月に惚れている。
「……そうだな」
席に着いてホームルームが始まる。
「きりーつ、きょうつけー、れー。」
日直のやる気のない挨拶と共にホームルームが終わると、俺たちは教室を出る。
向かう先は空き教室。
俺たちのサボり場所だ。
空き教室に着くと、すでに朝日達が居た。