学校に着いて車を降りれば


「「「「「きゃーーー!」」」」」
「今日もカッコいいぃ」
「抱かれたぁい」
「朝日様ー!」
「海月くーん!」
「爽様ー!」
「一成くーん!」
「夢月くぅん!」


いつものように出迎えるギャル達。


夢月曰く、仔猫ちゃん達。


うげっ気持ち悪っ……


「みんなおはよー」


そうやって笑顔で返す夢にヤキモチを妬く花鈴は、夢の制服の袖をチョンチョンと引っ張る。


「夢月君のバカ……」


「りんりん可愛いなぁ。ふふっ。」


顔がダラシない夢は、あっ!と何かを思いつくと


チュッ


花鈴に見せびらかすようにキスをした。


キスをすればたちまち悲鳴が聞こえる。


「早く行かないとチャイム鳴っちゃうよー」


「やっべ!行こうぜ!」


「「「あぁ!」」」


「うん!」



青春してます俺たち。



END