オレとアイツ


「んで、ここが海月クンの部屋ー。すぐ近くのあそこが夢月の部屋ねー。んで、あそこの所が俺の部屋ー。麗の部屋は女だからまた違う所にあるんだけどねー。とりま夢月の所行こっかー」


そう言って翔さんに着いて夢月の元へ行く。


着いた先は、夢月の部屋ではなく少し遠い所にある部屋だった。


「ここが夢月の仕事部屋ー。これからは海月クンの仕事部屋にもなるから覚えてねー。じゃー入るよー」


むっつきー


ノックなしに部屋に入った翔さん。


俺も続いて入る。


その部屋は、パソコンが3台とモニターが10個程、机に椅子。


それだけの部屋だった。


「海来たー。大丈夫だったー?」


「うん」


「じゃーこれからよろしくねー」


「よろしくな!」


「じゃー翔はもう出て行っていーよー」


「なんでだよー。俺こんな頑張ったのにー?すげー疲れたのにー?なー夢月ー」


「うるさいなー。俺は海と二人きりで居たいわけー。察してよバカ」


「バカは酷いじゃないの夢月ちゃんよー。愛しのお兄様に向かってー」


「なんでもいーからさっさと退出してよね」


……ゆるい。ゆるいのが二人も居る。